本『村に火をつけ白痴になれ〜伊藤野枝伝〜』
読了。
伊藤野枝(いとうのえ)の一生が分かりやすく読みやすく書かれていた。
無政府主義者つまりアナキストの生き方が。。。生き様と言うべきか。潔い。
自分がその時一番好きな男と一緒に暮らし、勉強し、自由に発言し、権力に一切迎合しないのである。
今の時代でも彼女の様に生きるのは難しいと思われるのに、これを1895-1923に日本で堂々とやってのけた。しかも女性!
もう脱帽である。
世間ではこう言う人を社会運動家とか、アナキストとか言う。本人もそう言っていたから間違いない。
でも私は憧憬の念を持って思う。自由で大胆な魂。マスターだ。
きっと教祖にでも成れたと思う。でも、彼女はヒエラルキーなんてまっぴらごめんな人。誰とでも対等だったに違いない。
ホンモノってこうやって語り継がれるんだろうな。
日本にかつてこんなカッコイイ女性が居たなんて。嬉しくなる。
栗原康さんに感謝である。
ありがとうございます。