TM瞑想
20年前、いや、もっと前だ。18歳の頃、TM瞑想(超越瞑想)なるものを習った。
それまで瞑想をした事が無かったので、全てが新鮮だったのを覚えている。
まず、マントラ、と呼ばれる音霊を頂く。それは、私の誕生日や、性質を鑑みて統計学的に打ち出された音霊の様だった。
その仕組みの詳細は知らないけれど、そのマントラが瞑想する際の乗り物となる。これを唱えて、深く潜っていくイメージだ。
朝と夕方20分ずつ。
初めは長く感じられる20分も、瞑想が慣れてくるに連れて、あっという間の20分になったのも不思議だった。
それと初めの頃は、瞑想した後、とてつもない眠気に襲われて、よく眠ったものだ。疲れが表面化したのだと感じた。
しばらくすると、瞑想した後に全身がリセットされた様なスッキリ感を感じ、気持ちよかった。
試験前で徹夜が続く時などは、お助け瞑想と勝手に呼んで、瞑想すれば、20分で5時間くらいの休息分になり、試験期間を乗り切った。
伝授されたマントラは、誰にも言ってはいけないと言われた。これは秘儀であると。
そういうもんなんだなぁ。と思いながらも誰にも言った事がない。