本『BUTTER』by 柚木麻子
面白すぎて、一気読み。
しかも食の描写がえげつないほど美味しそう。
今もっとも読んではいけない本だった……
触発されて昨夜家人が寝静まってからカトルカールをオーブンで焼くという。自分は食べられないのに🤣🤣🤣
カトルカール。別名パウンドケーキ。
フランス語で4つのケーキの意。
Butter、卵、小麦粉、砂糖の4つの材料を同じg数で焼き上げるもの。私は本にあったように150gずつ。卵は丁度中3個分だった。
この本は首都圏連続不審死事件をベースに書かれている。木嶋佳苗なる女性と関わり、彼女に貢いだ男性達が次々と不審死した事件だ。
その背景は何だったんだろうと想像力をかき立てられた事を思い出しながら読み進める。
刑務所に入っている容疑者に面会する記者がどんどん取り込まれていくのも目が離せなくて、自分も同じように取り込まれた結果のカトルカール焼きな夜。
Butterが食べたい断食9日目の夜。